Windows 10をセーフモードで起動する（２）

Windows 10では、OSが起動しない状態からセーフモードで起動するには、「BIOSセットアップユーティリティ」から実行します。

セーフモードとは、Windowsの起動モードのひとつで、Windowsの機能を限定し、必要最小限のシステム環境でパソコンを起動する、Windows診断用の起動モードです。

パソコンの動作が不安定で正常に起動できない場合は、セーフモードで起動し、トラブルの要因が特定できるか確認します。

※ パソコンを起動する前に、挿入しているCD/DVD/ブルーレイディスクをすべて取り出してください。 

Windows 10でOSが起動しない状態からセーフモードで起動するには、以下の操作手順を行ってください。

※ BIOS画面は機種によって日本語または英語で表記されています。

詳しくはパソコンの説明書を参照ください。

1.パソコンの電源を入れ、起動ロゴが表示されたらすぐに「F2」キーを数回押します。
 
※　何度行ってもBIOS画面が表示されない場合は、電源を入れたらすぐにキーボードの「F2」キーを数回押してください。

（パソコンによっては、BIOS画面の表示方法が異なる場合が有りますので、説明書を参照ください。）

2.「BIOSセットアップユーティリティ」が表示されます。
キーボードの矢印キー「→」で「Exit（終了）」を選択します。

※ マウス操作はできません。キーボードの矢印キーで操作してください。

3.矢印キー「↓」で「HDD Recovery（HDDリカバリー）」を選択し「Enter」キーを押します。

4.「Execute HDD Recovery？（HDDリカバリーを実行しますか？）」が表示されます。
 「Yes（はい）」を選択し「Enter」キーを押します。

※ この画面が表示されない場合は、手順5に進みます。

5.黒い画面に起動ロゴが表示され、「お待ちください」と表示されるので、画面が切り替わるまで待ちます。
 
※　画面が切り替わった後、「キーボードレイアウトの選択」が表示された場合は、「Microsoft IME」をクリックします。

6.「オプションの選択」が表示されます。
 「トラブルシューティング」をクリックします。

※ この画面からマウス操作ができます。

7.「トラブルシューティング」が表示されます。
 「詳細オプション」をクリックします。

8.「詳細オプション」が表示されます。
 「スタートアップ設定」をクリックします。

9.「スタートアップ設定」が表示されます。
 「再起動」をクリックします。

10.起動ロゴ画面が表示されるので、画面が切り替わるまで待ちます。

11.「スタートアップ設定」が表示されます。
キーボードの「4」キーを押し、「4　セーフモードを有効にする」を選択します。

※ 操作が行われない状態が続くと、画面が黒くなり、パソコンが自動的にシャットダウンします。

12.起動ロゴ画面が表示され、サインイン画面が表示されたらサインインします。

13.デスクトップの四隅に「セーフモード」と表示されていれば、セーフモードで起動している状態となります。
 
以上で操作完了です。

セーフモードを終了するには、「スタート」→「電源」→「シャットダウン」または「再起動」の順にクリックしてください。